金
20
1月
2012
みなさま、こんにちわ。
新年が明けて、『2012年が始まった!』のがついこの前のような
気がしますが、もう1月も半ばを過ぎました。
明日は「大寒」一年でもっとも寒くなる日ですが、
そろそろ寒さではなく春の訪れを感じたいものですね。
さて、今回は久しぶりの「開発STORY Vol.23」をお送りします。
昨年、10月に発売になった『Roji/ロジ』です。
開発担当である商品企画課 増渕に話を聞きました。
--------では早速、今回瓦素材のRoji/ロジですが、
どのような開発コンセプトで開発したのですか。
最近の住宅事情、特に大都市近郊では狭小地での分譲が加速しています。
そのため、様々な資材やアクセントを盛り込むスペースが
少なくなってきているのが、現状です。
そんな、限られた予算とスペース内でも
“他のひととは違う、私らしい庭”“コンパクトなスペースでも印象的な庭”
を求められる声が大きくなってきています。
そんなリクエストに応えるには、より効果的に視線を集める
「フォーカルポイント」を作り出す為の素材が必要となっています。
今回は「現代の和」を紡ぎだす素材のひとつとして、『Roji/ロジ』を開発しました。
住宅自体のデザインがシンプルになってきている今だからこそ
完成度の高い「現代の和空間」を作っていただけると考えています。
----------なるほど。「現代の和空間」ですね。
その中でも、『Roji/ロジ 黒鈍(くろにび)』は、イブシ瓦特有の銀色の
皮膜がないマットな仕上がりですが他と何が違うのですか。
通常の一般的なイブシ瓦は、表面が銀色の炭素皮膜でコーティングされています。
しかし、この銀色の瓦の雰囲気だと伝統的な和の印象を強くし過ぎてしまう
恐れがあります。
「現代の和空間」に使うのであればマットな黒色の仕上げがふさわしいと考えました。
そのため一般的なイブシ瓦とは違った作り方をしました。
それだけではなく、『Roji/ロジ 黒鈍(くろにび)』のマットな黒色には、
見た目の良さだけでなく機能的なメリットもあります。
油汚れや引っかき傷が目立たないという点です。
施工の際には重要なポイントかと思います。
----------「黒鈍(くろにび)」の他に、「牡丹鼠(ぼたんねず)」と「白霞(しろがすみ)」
という差し色2色がありますが、なぜこの2色に落ち着いたのですか。
この2色は釉薬を使って表現しています。
通常、釉薬を使う場合はきれいな発色を求めて派手な色を揃えがちです。
でも今回の『Roji/ロジ』のコンセプトは「現代の和」ですので
“トーンを抑えながらも、奥行きのある色”を追求して
「牡丹鼠(ぼたんねず)」「白霞(しろがすみ)」の2色に絞り込みました。
黒鈍(くろにび)の差し色としては効果的な色だと思っています。
大阪ショールーム:牡丹鼠(ぼたんねず)は差し色になっていますか。いかがでしょう。
----------「フォーカルポイント」として使うとのことでしたが、
実際にはどのようなところに使うのがオススメですか。
ロジシートのおしゃれな使い方もあれば合わせてお願いします。
シンプルな外観の住宅のコンパクトなファサード部分に使って頂くのがオススメです。
「ワズストーン」(乱形)、「ワズロック」の自然観あふれる質感と『Roji』の静謐の
佇まいを植栽と共に組み合わせることで、コンパクトなスペースでも
上質な和の空間を演出できると思います。
中庭部分に和風の庭を作る際に使われることが多いアイテムですが
積極的にファサード部分にお使いいただきたいと思います。
アプローチに直線的なラインを入れる場合などはあらかじめネットに
仮留めしてある「ロジシート」をお使いいただくと施工しやすいですよ。
ロジ洗い出しキットとの組み合わせもオススメ!
----------最後に、このブログをお読みの方に熱いメッセージをお願いします。
日本の伝統的な素材やそのデザインはとても優れています。
また、日本の庭文化は世界に誇るべき洗練されたデザインの結晶だと思います。
伝統的な手法やそれを実現していく場所は、しっかりと継承しなければなりませんが
先人が残してくれた素材やデザインを現代に生きる私たちが
新しい解釈のもと組み立て直す作業もとても重要なことだと思います。
毎日の生活の中で、必ず接する住宅の庭だからこそ
その作業の場にふさわしいのではないでしょうか。
小さくてもカッコいい庭、楽しい庭、面白い庭。
古くて新しい素材『Roji/ロジ』を使ってたくさんの新しいお庭を作っていただけたら
と思っております。
----------ありがとうございました。
みなさま、いかがでしたか。ぜひ、みなさまのお庭で『Roji/ロジ』を
お使いいただけたらと思います。
そして、出来上がった力作は『ユニソンフォトコンテスト』まで応募いただき、
私共もみなさまの思いの詰まったお庭に触れることができればなおうれしく思います。