金
28
12月
2007
はじめて開発STORYを担当させていただきます。
商品企画部の増渕と申します。よろしくお願いします!
今回は、12月10日新発売のシンプルでナチュラルなレンガ
「キャトルクレイ」の開発STORYをご紹介します。
店舗や住宅業界では、流行のシンプルモダンに温かみをプラスした
ナチュラル傾向が強まってきています。
そんな中、【モダン系住宅デザインに対応できるレンガ】として
開発に取り組んだのが「キャトルクレイ」です。
開発担当としては、"これがレンガなのか?!"というような
驚きを生む商品を市場に投入したいと考えていました。
では、皆さんは何に「驚く」のか?と考えたとき、
形状? 色? 仕上げ?
そういった見た目の事だけでは、これだけ多くの
レンガが販売されている中では、満足していただけないでしょう。
このときは、業界に縛られないものを見るために、
インテリアやファッションなどの情報誌からも多くの刺激をうけ、
少しずつ頭に浮かびだした事は、
目に見えるもの(仕上げや形状)の違いの追求ではなく、
施工した後、どのような空間を作る素材とするのか・・・ということでした。
そして、たどり着いたのが、
"居心地のよい空間が生まれるようなレンガをつくりたい"
実はロマンチストな僕は、アンティークやジャンク(ユーズド品などの
年月を経た味わい深さが肌で感じられるようなもの)の世界が好きで、
製造担当者へ自分の思いを伝えるため、色々なイメージ写真を用意して、
打ち合わせを重ねました。
レンガ(焼き物)は、有機的なテクスチャーや素朴、芸術的なというような、
言葉から受ける印象と違って、実は【化学《chemistry》】なんですよね。
土に含まれる鉄分が少なければ白っぽく、多いと赤や茶色に近づきます。
ただ、それをコントロールするのは技術と経験に拠るところが大きく、
僕の細かい要望を受け止め、思ったとおりのカタチにしてくれた
製造担当者とは、一緒に仕事を成し遂げた連帯感が生まれました。
非常に感謝しています。
今回、少し冒険して導入したのが「ブラウン」。
冒頭で述べた企画のように、モダン系住宅デザインに対応する
レンガとするなら、ユニソンらしい「オフホワイト」「ベージュ」の中に、
凛とした空気感を放つこの「黒に寄せたブラウン」が
どうしても必要だと感じたのです。
思ったとおり、1枚目の画像で、真っ白な塗り壁にアクセントとして入れた
「ブラウン」は濃色で全体を引き締める役割を果たしてくれました。
その開発の途中で、職方さんといろいろ話をしながら試行錯誤している時、
「いいね~♪」と、二人の意見が一致したのが、こちらの目地仕上げです。
どうですか? 素朴なキャトルクレイの表面仕上げにピッタリでしょ?
ユニソンのカラー目地材「NSレンガ目地」や
レンガ積み・目地専用モルタル「ブリックモルタル」などで、
太目の目地(約15mm)にして、レンガ面とフラットになるくらいで
敢えて"ラフに仕上げる"のがオススメです!
※ブロックより吸水率が高いため、施工前少し長めに水に浸けて下さい。
粒の大きさに最後までこだわった「色砂」も、施工の段階で落ちてしまうことを
意識して、多めに施しています。仕上げにやさしく払っていただければ、
愛情が増してきますよ(笑) ぜひ、お試し下さい!
皆さんは「キャトル」って何?と思われたことでしょう。
実は、英語ではなく仏語の【QUATRE】、『4、四つの・・・』に由来します。
“四つの辺” “四つの角”で構成された、きわめてシンプルな形、正方形。
その正方形を積み上げて壁を作る。
“家族の大切な時間を、ゆったりと受け止める壁”
そんな壁を創っていただきたくて
「キャトルクレイ」は生まれました。
今回、異形サイズのレンガ開発から多くのことを学びました。
50年、100年経っても自然と同化して、残っていくもの。
素材の開発にとどまらず、家族の時間を作るこのレンガは、
当初の「これがレンガなのか!?」という驚きを
持った商品として発売することができたと自負しています。
思いを込めた分、それが皆さまに伝わり、単体の素材を施工という
手を加えていただくことで出来た空間が、どこか懐かしさと
温かさを、そして驚きを感じていただけるものになれば嬉しいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後もユニソンの新商品に、ご期待下さい。